フランスの人気ブランド「クロエ(chloe)」から20年前に発売されたパディントンは特徴的な見た目で人気のバックでした。
しかし、廃盤となった影響もあってか現在では検索すると「時代遅れ」、「ダサい」などと言ったフレーズも出てきます。
「クロエのパディントンを母から譲ってもらったけど、時代遅れでダサいかな?」
「昔買ったパディントン今使っても大丈夫?」
このような疑問を持っている方に向けて、パディントンが時代遅れやダサいと言われる理由や年齢層について紹介します。
クロエのパディントンとは?
クロエはフランス発祥の高級ブランドの一つです。
特にバッグは厳選された上質な素材と主張しすぎないロゴのお陰で、幅広い年齢層の女性から人気があります。
中でも人気のラインの一つが『パディントン』というバッグ。
2004年にクロエのクリエイティブディレクターだったフィービー・ファイロが生み出したバッグで、日本でも2000年代半ばに大流行しました。
パディントンという名前は、ロンドンの実在する『パディントン駅』が由来となっています。
クロエのパディントンは時代遅れ?
パディントンは時代遅れなのでしょうか?
調べてみると時代遅れと言われる理由は大きく分けて3つありました。
- 特徴的なデザイン
- 現代の流行とのギャップ
- 見た目の使用感
それぞれの理由についてご紹介します。
特徴的なデザイン
パディントンは『カデナ』と呼ばれるパドロックキー(南京錠)が印象的で、デザインが特徴的と言われるバッグです。
しかし、デザインが特徴的なため、ぱっと見ただけで使用感や発売時期が顕著にわかってしまいます。
このような点も「古い」と思われてしまう原因ではないでしょうか。
シンプルなデザインの他ブランドのバッグは定番化され、流行に左右されることなく長く親しまれているものもあります。
パディントンが「時代遅れ」と言われてしまうのは、デザインが原因かもしれません。
現代の流行とのギャップ
現在、女性のバッグはシンプルなミニバッグが流行っています。
一方でパディントンのデザインは独特で大きさもゴツめ、更にはパドロックキーのお陰で重さもあります。
何事も軽量化されているこの時代に、わざわざ重いパドロックキーのついたバッグを持つ、という行為自体が「時代遅れ」なのかもしれません。
しかし、ファッションの流行は繰り返すもの。
1990年代後半に流行った厚底サンダルが最近ブームとなっているように、ひょっとするとパディントンのようなバッグが流行るかもしれません。
そうなったときのために、引き続き大切に保管しておくのはアリだと思います。
見た目の使用感
前述のように、パディントンの表面は上質な皮を使用しています。
この素材のお陰で、使っていくうちにだんだんと味わいが出てきます。
しかし、ものによっては使用感が出すぎてしまい、古く見えることがあるかもしれません。
パディントンは廃盤となった商品のため現存するのは20年以上も前の物だけです!
実際にパディントンの画像を検索したとき「なんだか古そうだなぁ」と思ってしまいました。
『古いもの=時代遅れ』という感覚はあまり持ちたくないですが、残念ながら現代の日本人はそう思う人が多いです。(私も含めて…)
クロエのパディントンがダサいと言われる理由は?
パディントンが時代遅れと言われる理由は分かりました。
では、ダサいと言われる理由についても調べていきます!
流行りすぎた
パディントンは2000年代半ばにとにかく流行ったため、服がお洒落じゃない人もパディントンを持つようになりました。
ファッションセンスのない人が持つようになったことで『ダサい服装の人も持っている=ダサい』というイメージが強くなったのではないでしょうか。
安っぽい服を着た人がバッグだけをパディントンにしたところで、うまくマッチせず、次第に「ダサい」と言う人が出てきたのかもしれません。
また、女性向けの雑貨屋さんでは、パディントンにそっくりなバッグが安く売られ、当時の中高生には人気があったようです。
こうなってくるとブランド本来のイメージやコンセプトが崩れてくるような気がします。
重すぎる
パディントンの最大のデメリットは重さです。
アクセントとなっている『カデナ』(パドロックキー)がその原因ですが、重さを軽減するためにこの『カデナ』を外して持つ人がいるそうです。
南京錠はあくまで装飾品なので、重いからといって頻繁に開閉すると壊れる原因にもなっています。
せっかくのパディントンのシンボルである『カデナ』をとったり、壊れたままの『カデナ』を付けていては、本来のデザインが保たれません。
そんな持ち方の人を見て「ダサい」と思う人が出てきたのかもしれません。
リサイクルショップの存在
あれだけ流行ったパディントンですが、現在リサイクルショップでは2万円もしないことがほとんどです。
実際にメルカリやラクマを覗いてみると、5,000円~1万円で取引きされているものも多くありました。
いくら「デザインがいいな」「古いけど持ってみようかなー」と思っても、こうしたリサイクルショップやオークションでの価格を見てしまうと、いっきに廃りを感じてしまうのではないでしょうか。
特に日本人は流行り廃りに敏感なため、一度廃ったバッグの復活は難しいです。
現在の販売額を見て「安い=ダサい」という印象になっている可能性もあります。
クロエのパディントン年齢層は?
パディントンの年齢層ですが、特にこれと言った決まりはありません。
カラーはブラック、ホワイト、ブラウン、グレーなど落ち着いた色で展開されているため、どの年齢の方が使用しても違和感はないです。
ただ、パディントンの定価は20万円~30万円であったため、全盛期はある程度収入のある30代~40代の女性が持っていたかもしれません。
実際にインスタグラムを見てみると、20代後半~40代前半くらいのキャリア層の投稿が目立ちました。
デザイン的にはどの年齢層でも持てますが、あとはお財布と相談ですね。
ちなみにクロエのカスタマーサービスにバッグのターゲット層について問い合わせてみたところ下記のお返事がきました。
幅広い年齢層から支持されていることが伺えます。
クロエのパディントンは大学生にも合う?
デザイン的には大学生が持ってもおかしくありません。
パディントンが大流行した2000年代半ばには、10代向けのブランド店や雑貨屋で似たようなデザインのバッグが数多く登場しました。
「クロエのパディントンは買えないけど、似たようなデザインならいいかな」と思って買った若者が多かったため、これはこれで需要があったようです。
そうなると、とデザインとしては大学生にも合うと言えます。
ただ、本物のパディントンの値段は20万円~30万円。
大学生が簡単に買える金額ではないことを考えると、背伸びしている感は出てしまうかもしれません。
クロエのパディントンは時代遅れ?についてまとめ!
クロエのパディントンは、時代遅れかどうかについて紹介しました。
パディントンは廃盤にもなり、流行は過ぎたかもしれません。
しかし、今だに愛用している方もいますし、デザインやカラーからは現在使用している方もいます。
周りの評価は気にせず、自分が良いと感じたら購入を検討しても良いかもしれません。
同じくクロエのマーシーも時代遅れと言われているようですがそちらも別記事で紹介しています。