雪が積もると当然除雪しなければいけませんが、お湯で雪を溶かしたら楽なのになぁと思ったことはありませんか?
除雪でお湯をかけることはダメだと言われていますが理由がなぜなのかは意外と知らないものです。
そこで今回は、なぜ除雪でお湯をかけることがNGなのか、除雪の正しいやり方を紹介します。
雪が多くなる季節ですのでしっかり把握して対策しましょう!
除雪でお湯がダメな理由はなぜ?
除雪でお湯がダメな理由は、地面が凍って危険だからです。
お湯をまくと、そのお湯が急速に冷やされて凍ります。
そうすると、あっという間にアイスバーンが出来上がりますよね。
自分がお湯を使ったことによって怪我人が出てしまったら大変ですのでお湯は使わない方がいいでしょう。
ですが、暖かい地方だと除雪にお湯を使うことがあります。
気温がプラスの温度で地面が凍る心配のない日であれば、お湯を使っても問題はないと言えます。
除雪に水は大丈夫?
では、水は使ってもいいのでしょうか?
答えはお湯と同様にNGです。
理由はお湯と同じで、冷やされて地面が凍るからです。
しかし、実際に水で除雪をする人はいます。
また地域によっては「消雪パイプ」といって道路に水が流れる仕様になっており、それで雪を溶かしている自治体もあります。
ですがそれは常に水を流し続けているので、道路が凍る心配がないのです。
一般の住宅で同じことをしようとすると、とんでもない額の水道料がかかってしまいます。
素人の判断で水を使って雪かきすると状況を悪化させる恐れがあるので、適切な方法で除雪をしましょう。
除雪でお湯意外のNGは?
ではお湯を使うこと以外にNGはあるのでしょうか?
それは雪が積もりきってから除雪をすることです!
雪が積もり時間が経ってからの除雪は非常に大変です。
雪が凍ってかなり重くなっていますし、下の方の雪はつるはしなどで粉砕しないといけなくなります。
大雪になることが事前にわかっている場合は、ある程度積雪した時点で除雪を行うようにしましょう。
頻繁に除雪を行うなんて大変すぎると思うかもしれませんが、結果としてこれが一番手間のかからない方法です。
雪かきの正しいやり方は?
雪かきのNG例は分かりましたが、それではどのような方法で雪かきをすればいいのでしょうか?
必要な道具や服装について調査していきます!
雪かきに必要な道具は?
まず雪かきに必要な道具は、スコップです。
雪が硬い場合はプラスチック製ではなく金属製のものを使うのがおすすめです。
雪の量が多い地域ではスコップだけでは雪を移動させるのが大変なので、「プッシャー」や「ママさんダンプ」といった雪を押し出せる道具を使うといいですよ!
雪の硬さや量に応じて道具を使い分けていきましょう。
雪かきに適した服装は?
次は雪かきの際の服装について紹介していきます!
雪かきをして風邪をひきたり、怪我をしたなどトラブルが起きないようにしっかり対策しましょう。
①撥水加工の服
雪かきをしている時に雪が服についたり、雪が降ってくることもあるので、雪かきをする際には撥水加工がされてある服を着用するようにしましょう。
雪かきは数時間かかることもあります。
濡れた服を着たまま行うと風邪をひいたり低体温症になる可能性があるので注意しましょう。
また、雪かきをしていると暑くなってくるので、アウターの下には薄手の服を何枚か重ね着すると良いです。
なるべく乾きやすく、吸水性のある素材の服だとなお良いですね。
②長靴
靴は長靴がおすすめです。
雪の上で作業するので普通のスニーカーでは雪が染みてきてしまいます。
また、靴の中に雪が入り込むこともあります。
そのまま作業を続けるとしもやけになってしまう恐れがあるので、防水かつ膝まで長さのある長靴を履くようにしましょう。
地面が凍っている場合、長靴の底に滑り止めがついているとさらに安心です。
雪かき中に転倒し骨折する人もいるので、注意するようにしましょう。
③ニット帽
ニット帽も着用すると安心です。
雪かきをしたことがある人なら分かると思いますが、雪かきは非常に汗をかく作業です。
ニット帽を被っていれば汗を吸ってくれるので、汗で体が冷えるのを防いでくれます。
また、雪かきの途中で雪が降ってきても頭を冷やさずに済みますね。
ニット帽に耳当てがついているものもあるので、それを使えば耳が冷えるのを防ぐこともできます。
除雪でお湯がダメな理由はなぜ?についてまとめ!
除雪でお湯がダメな理由について調査しました。
お湯だけでなく、水を使ったり雪かきをまとめて行おうとすることもNGでした。
お湯を使う行為は非常に危険なので、特に寒い地域の人は絶対にやめましょうね。
雪かきの道具も用途に応じて使い分けると効率的に雪かきができるので、何種類か用意しておくことをおすすめします。
安全に気をつけて雪かきをし、冬を乗り切りましょう!